【子育てパパ・ママのための、お金の習慣】新年度に向けて「長期計画(ライフイベント表)」をつくる2つのコツ
人間は自分に甘い生き物です。いつまでに、どれだけの資金を用意しなければならないのかがわかっていないと、散財はなかなか直りません。ライフイベント表は、そういうゴールを明確に描けていない場合に有効なツールなのです。
ライフイベント表の書き方は表1のとおりです。
表1:ライフイベント表の記入例(物価上昇率2.0%で計算)
西暦、経過年数、家族年齢を記入して、家族それぞれのイベント(その年に起こりうる出来事や目標等)を書き込みます。
予想されるライフイベントには、次のようなものがあります。
- 子どもの進学や習い事の計画(例/2020年、長男 私立中学入学等)
- 子どもの結婚(資金援助を予定している場合)
- マイホーム取得
- 自宅の増改築
- 自動車や家電品、パソコン等の買い替え
- 旅行
- 資格取得
- 転職・独立開業
- 引越し
- 趣味関連のイベント(例/2015年、ホノルルマラソン挑戦等)
お金のことは考えずに、思いつくまま希望を書き出していきましょう。パパのイベント、ママのイベント、家族みんなのイベント・・・のようにそれぞれの希望を分けておくと、さらにわかりやすくなります。
物価上昇率を加味した「将来価値」を書き込む
イベントを書き込んだら、どれだけのお金が必要なのかを調べます。子どもの教育費に関しては、統計データ(表2)を参考に記入します。ここに通わせたいという学校がはっきりしている場合は、学校に直接問い合わせるか、そこに通っている子どもがいるお母さんに聞いてみることをオススメします。それは、よりリアルな数値が分かっているほうがやる気が出るからです。