【子育てパパ・ママのための、お金の習慣】国立大学附属小学校を受験したい。幼児教室に入ったほうがいいの?
学力低下や不登校、学級崩壊等の影響でわが子には早い時期からいい教育を受けさせたい。でも、転勤の多い会社にお勤めしている等の理由で私立はちょっと…という教育熱心なパパ、ママに人気の国立大学附属小学校(以下、国立小)。どうやったら入れるのか、興味がある方も多いのではないでしょうか。今回は国立小のお受験対策とそのコストについてお話します。
国立小と私立小の違いとは
国立小は教育養成を目的とする大学、または学部に附属する小学校として、教員志望の大学生のための研修の場、いわゆる教育実験校という役割をもつ小学校です。一部の私立小学校のように、中学の内容を先取りするような授業や、中学受験のための指導等を行っているわけではありません。
しかし実験校ですので、各校さまざまな試みを実施しています。たとえば、体験学習を積極的に取り入れている学校や、問題解決能力を育てるカリキュラム、英語教育から一歩先をいった国際人を育てるコンテンツ等を採用している学校もあります。
国立といっても、学校によって重きを置いている教育が違います。近くの国立小がどんな方針で教育しているのか、事前に確認しておきましょう。
平成25年5月現在、国立小は全国に74校あり、4万2,111人の子どもが通っています(文部科学省「平成25年度学校基本調査(速報値)」より)。47都道府県に最低1校はあるので、A地域の国立小に入学した子どもは、親の転勤等でB地域に引っ越したとしても、B地域の国立小に転校することができます。
小学校受験は親の受験!?
親には耳の痛い話ですが、小学校受験は親の受験といわれています。家庭でのしつけが重視されるからです。小学校受験を目指す家庭の場合、受験の1年位前からお受験用の幼児教室に通わせるご家庭が大半ですが、生まれたときからお受験対策は始まっているといっても過言ではありません。