2018年2月2日 06:30
住宅ローンの借入可能額を増やす方法とは?「収入合算」できる上限や注意点
(図2)収入合算による借入可能額・毎月返済額の違い
※各種数値は次の条件をもとに設定しています。返済負担率:30%/金融機関審査金利:4.0%/返済期間:35年/返済方法:元利均等返済。分かりやすさを優先し、一部端数処理等を行っています。収入合算は借入可能額を増やし、購入予算をアップするためには有効な方法のひとつです。ただし、合算者が途中で仕事を辞めるなどすると、将来の返済が計画通りに進まなくなってしまう可能性もあります。上図は合算できる額の上限プランの例で、上限いっぱいまで合算しなければならない訳ではありません。合算額をいくらにするかは慎重に検討してください。
3.返済額以外の注意点が多い
収入合算する住宅ローンは、その組み方にも注意が必要です。
たとえば、返済期間中に本人または合算者が亡くなってしまった場合、その後の支払いはどうなるのか。または、そうした場面に備えるための団体信用生命保険には本人と合算者のどちらも加入できるのか。あるいは、住宅ローン控除は本人、合算者のいずれも受けることができるのか。持分はどのように振り分けるのか。といったようなことをひとつずつ確認し、クリアーしていかなければなりません。