ごみ分別から考える『つくる責任、つかう責任+捨てる責任』 全国1,700自治体のごみ分別ナビゲーション「ステカタnavi.」特別セミナー開催報告
その中で地域にごみ分別・リサイクルに関する新しい情報・正しい情報が伝わっていないと感じることが多くあります。ごみ分別・リサイクルに関心の高い方でも古い情報をお持ちだったり誤解があったりしますので、ごみ問題に関心のない方や若い世代への情報伝達方法については、ますます工夫しなければなりません。私たちの経験では、ごみ問題に関心のない方には、お得感がある・楽しいと思える仕掛けが有効です。また個々人が自分ごととして考えられるよう、年代やライフステージに合わせた情報発信も重要です。
ごみ分別・リサイクルに関する身近な話題に、海洋ごみ問題とカーボンニュートラル、それらの解決策の一つである使い捨てプラスチック削減があります。2020年7月のレジ袋有料化実施により、2020年3月に30%程度だったレジ袋辞退率が2020年11月には70%を超え、現在は約80%と言われています。生活者の意識が高まり、行動が変わった成果と言えるでしょう。一方で「環境に配慮した“バイオマスプラスチック”はそのまま自然に還る」といった誤解もあるようです。
正しくは熱を加えることで分解されるもので、生分解性ではありません。またごみ分別に関して最近懸念されているのがリチウムイオン電池です。