旬の芸北リンゴや着物リサイクル/マルシェでSDGsな暮らし ~高校生の育てたリンゴを救え!~ ポップアップマルシェ「山暮らしのおすそわけ」を11月に開催
そんな中、今年は春の遅霜や夏の日照不足もあり近隣農家さんと同様に代々生徒さんが大切に世話をしているリンゴも満足に出荷出来るほど数が用意出来ないとのお話。
コロナ禍にあり、ただでさえ減る一方の販売実習も泣く泣く諦めるとのことでした。
■市場に出せない農作物のゆくえ
近年の異常気象の農産物への影響は全国的にも大きく。とはいえ出荷出来ない、と一括りに言っても味は間違いないのに一部傷がついただけ。少し変形しているだけの農作物も「店頭に出せない」と判断される現実。
ポップアップマルシェに並べるリンゴを使ったパンやお菓子は、まさにそういったリンゴ達を廃棄に至らしめない為の取り組みであり、そういった現状を考えた上でもむしろ社会勉強になるとの説明を先生に伝えました。
■理解ある小規模店の可能性
農協など大手の加工場に持ち込むと、まとめて引き取ってジュースなどに加工してくれるとの話もあるそうです。しかしそれも100kg 200kg単位との事。
加えて企画、制作、商品化までの時間も、幾つもの企業を通過する為ゆっくりとしたものになるマイナス面も合わせ持っており、安価に販売するための仕組みからこぼれ落ちた人々の現実も見えて来ました。