地球が危ない!国内の食品廃棄物は年間600万トン以上地域の食品廃棄物を活用、安全な飼料で育ったアンガス牛を地元の名産に
元々、宮北牧場は現社長の曾祖父が屯田兵として入植、開拓してから代々、厳しい気候と限られた資源しかないこの土地で、地域に支えられて持続可能な畜産を目指してきました。そして20年ほど前に起きたBES問題をきっかけに、「地産地消と安全な国産飼料100%へのこだわり」という目標のもと新たな時代の持続可能な畜産を開始しました。その結果行き着いたのが、牧草や北海道産子実コーンなどの国産飼料に加え、地域の食品廃棄物の有効利用でした。
この地域での取り組みには、北広島市とも連携をとっています。製品は北広島市のふるさと納税の返礼品に選定されたり、農政課とは緊密に連絡を取り合いながら「地域のSDGs活動」に取り組んでいます。その結果、今年の2月には農林水産省、消費者庁、環境省が主催する「あふの環(わ)2030プロジェクト」で、パルシステムの組織の中の一員としての活動が認められ、サステナアワード2020 SDGs賞を受賞しました。農家との協力体制やその肉質の良さも、地元の新聞で報道されています。
このアンガス牛の製品は、その限られた生産量のため、通常は宮北牧場のホームページでしか入手できません。
そのため将来は、地元の人々が手軽に入手できる様に、牧場前の自動販売機で販売する事を考えています。