日本発で世界初!東京農工大学が冬季ブルーベリーの栽培に成功 500円玉超クラスの“クリスピーベリー”を伊勢丹新宿店にて12月から販売開始
国立大学法人東京農工大学(以下・東京農工大学)と日本ガスコム株式会社(以下・日本ガスコム)は、日本ガスコムのグループ会社・アグリガスコム株式会社(以下・アグリガスコム)の植物工場を使って、東京農工大学 荻原 勲名誉教授が開発したブルーベリーの通年生産システムの社会実装化の実験を行い、これまで生産が不可能とされた冬季のブルーベリー果実の出荷に世界で初めて(※当社調べ)成功しました。クリスピーベリーと名付けられたブルーベリーは、2021年12月から、伊勢丹新宿店で販売しております。
(1) 【クリスピーベリー登場前】
ブルーベリーの収穫期間は1品種でみると3週間程度と短く、果実の成熟時期が異なる種、品種、栽培型を組み合わせても、日本では夏季の4ヶ月間が主な出荷期間です。そのため冬季を含めたオフシーズンは、海外からの輸入に頼っているのが現状です。
(2) 【クリスピーベリー誕生】
東京農工大学の荻原 勲名誉教授らは、果樹生産のための革新的な技術を開発するため、2011年にキャンパス内に「先進植物工場研究施設」を建設しました。同施設は、太陽光を利用する地上1階部分の太陽光型植物工場と、人工光を利用する地下1階の人工光型植物工場による2階建構造となっています。