花・青果・食肉・魚類などの革新的な鮮度維持装置「WAVEMAGIC」が2022年3月より新発売
株式会社大森花卉(東京都大田区東海2-2-1、代表取締役社長:渡邉 武彦)は、花・青果・食肉・魚類などの鮮度維持装置「WAVEMAGIC」の販売を2022年3月より開始します。
農林水産省の発表によると、平成27年度の食品ロスは612万tですが、この中には、出荷されずに廃棄された青果や魚類は含まれていません。また、流通過程で発生するロスも含まれていません。農家における廃棄は、年間約200万t(注1)、輸送中のロスは野菜で10%、果実で17%もあります(注2)。さらに、スーパーの店頭でのロスは3.5%あります(注3)。
花卉業界全体では、小売店の約40%が20~39%を廃棄しており(注4)、輸送中のロスを加えると、1,500億円/年以上のロスになります。
コロナの影響で、便数削減による航空貨物の制限や、ガソリン価格の高騰に伴う料金の値上げなど、流通にもいろいろな制約が増え、ますます青果物には厳しい環境になっています。
また、市場価格の変動により、収穫物の廃棄や肥料代にもならない低価格での販売などという事態も頻繁に起こっています。
海外で人気が高く、高値での販売が見込める日本の青果物の輸出は、農家にとって新しい収益源として期待されていますが、高額な航空運賃の問題や鮮度維持装置付きのコンテナの回収費用など、難問が多くあるのが現状です。