2022年4月19日 11:00
美術作家 渡辺おさむによる展覧会「日本ガラパゴス製菓史」が自由が丘にて4月29日(金)~5月5日(木)に開催
「宗教とスイーツ」「スイーツとジェンダー」など、独自の視点からスイーツの歴史を語った、14項目全44ページの渡辺おさむによる著書「日本ガラパゴス製菓史」も会場限定で販売されます。
■今回の展覧会について渡辺おさむコメント
「スイーツ」といえば、ケーキやチョコレートなどのお菓子を指す言葉としてすっかり定着していますが、2000年代初頭は、「ケーキやお菓子をあえてオシャレな感じを装って『スイーツ』と呼ぶ女性たち」をスイーツ(笑)と揶揄したネットスラングがあり、「スイーツ」という言葉は今のように広く一般に使われるような言葉ではありませんでした。女性の為のものという印象も強く、今では考えられませんが、男性だけでは入店できない、スイーツの店も存在しました。
現在はスイーツを愛する人々が築いた努力の結晶が、意識改革に繋がり、老若男女問わず、誰でもスイーツ好きを公言でき、スイーツという言葉も広く市民権を得られた時代となりました。
現在のこの素晴らしい時代の到来と共に、日本のスイーツの歴史を振り返ってみると、先人の想像を絶する努力の元に、世界稀に見る独自の進化を遂げたスイーツが多数存在する事に気付かされます。