2022年6月1日 10:00
北アルプスのラストフロンティア『伊藤新道 復活プロジェクト』 37年前に廃道となった伊藤新道に新たな登山文化を切り開くためにクラウドファンディングを開始
そんな美しき死の世界にも近い景色の中、繰り返す渡渉、ルートファインディング。現代社会ではなかなか体験できない、冒険心と興奮があなたを待ち受けています。
湯俣川の渡渉
湯俣ブルーの水面
■これまでの取り組み
2021年、38年ぶりに第1吊り橋を架橋いたしました。伊藤新道の再興に向けて全3本の吊り橋を設置する予定です。
■伊藤新道復活プロジェクトで実現したいこと
伊藤新道の復活においては、その特異な景観を活かして、より冒険的で発見に満ちた自然体験ができるフィールド作りと、同時に利用者全員で保全できる仕組み作りを目指します。
【新しい伊藤新道のコンセプト】
1. 道自体の歴史や自然体験を楽しむことができるトレイル
2. ルートファインディングによるセクションがある
3. 環境インパクトを最小限にするため、工作物の設置を最小限にする
4. 沢歩き経験者以上か、ガイド付きのグレードとする
5. 管理者、利用者、行政全体で保全する
【伊藤新道の整備方針】
最低限の安全を確保しつつ、不安定な地質をクリアーして登山道の恒久化をめざす
1. オリジナルでは伊藤新道に5本あった吊り橋を、管理の利便性と最低限の安全確保の観点から3本に絞り込む
2. 吊り橋以外の渡渉箇所や河原歩きに関しては、通行者のルートファインディングに任せる
3. 河川部と稜線部の境界地点にある通称「茶屋」