長野県松本市浅間温泉「松本十帖」が2022年7月23日にグランドオープン 株式会社自遊人が運営
にすることを重要な目標に掲げています。
おやきと、コーヒー
■まちづくりのグランドデザイン
リノベーション前の「小柳」は、東棟 - 中央棟 - 西棟と3つの建物が連なっていましたが、昭和初期の写真を見ると中央棟は存在せず、その部分は庭で正面入り口であったことがわかります。さらに江戸時代にはこの場所に下級武士の湯「小柳之湯」があったことが推測されることから中央棟を解体、東西の棟を分けました。東西をつなぐ外通路は車椅子も通行可能なスロープを設けた回遊庭とし、中央棟の跡地には「小柳之湯」を復活させました。
東西に分けたホテルは、全く異なるコンセプトとし、旧小柳が重要視していた「幅広い客層へ対応」することを引き継ぎました。また、各棟のグランドレベルにはブックストア、セレクトショップ、ベーカリー、カフェダイニングを設け、日帰り利用も可能な外部に開かれた施設にしました。
「小柳」敷地内に3箇所の入り口を設け、さらに温泉街を回遊してもらうため、敷地外の空き家、空きスペースをカフェ&レセプションに。長く使われていなかった長屋は「哲学と甘いもの」というカフェに生まれ変わりました。
地域の共同浴場である「睦の湯」