くらし情報『宝石が持つ美しさの再現に挑戦した52年京セラの人工宝石「クレサンベール」について』

2022年7月28日 14:00

宝石が持つ美しさの再現に挑戦した52年京セラの人工宝石「クレサンベール」について

1975年、京セラ株式会社(以下、京セラ)は再結晶技術を生かした人工宝石のエメラルドの製造に成功し、同年9月にエメラルドの石の色から「クレサンベール(緑の三日月)」と名付けた宝飾ブランドを立ち上げ、販売を開始しました。しかし当時は、人工宝石は「イミテーション」と言われるなど、その価値はなかなか認められませんでした。
現在、人工宝石は「ラボ(研究所で)グロウン(育てられた)宝石」と呼ばれ、人や社会、地域、環境にやさしい宝石として、そのエシカル(倫理的)な面が注目されています。特に、海外では、エシカルは近年、一つの社会現象となり、ラボグロウン宝石への需要が高まっています。
宝石が持つ美しさの再現に挑戦した52年京セラの人工宝石「クレサンベール」について

宝石が持つ美しさの再現に挑戦した52年京セラの人工宝石「クレサンベール」について

京セラの宝飾ブランド「クレサンベール」

■京セラのラボグロウン宝石の誕生
実は、ラボグロウン宝石自体の歴史は長く、1900年ごろから研究開発が行われていたといわれます。
京セラが宝石の開発・製造に着手した1970年当時、天然宝石の良質な原石は既に不足しており、誰もが手軽に買えるものではありませんでした。「宝石本来の魅力とは、人に夢を与え、心を豊かにすること。それが今、忘れられつつあるのではないか」と、当社の創業者である稲盛 和夫(現:京セラ名誉会長)

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