2022年9月2日 13:00
“衣服を着る私たちは世界そのもの。”新・入れ物作家 土井 直也個展を9月10日より開催
フレームの向こう側に見えているものに現実味はあるが、フェイクの世界とも言える。私たちは何を持ってその真偽を図っているのでしょうか。
メタバースの実用化、フェイク動画の流布など、リアルとフェイクの境がいよいよ見えなくなってきた今、本展覧会は、実際のギャラリー空間でありながら、虚と実の間にあり、仮想空間であるかのような感覚を呼び起こす作品です。パンデミック以降の世界において、生きることの本質と向き合うとき、土井 直也のこうした創造力こそが私たちの未来の可能性を示してくれるように思います。
衣服を着る私たちは世界そのもの。フレームを解体した、未知の骨組みを包む入れ物(生物)はフレームの入れ物でもあり、フレームを包んでいる空間全体と言え、世界の入れ物に他なりません。その衣服を着る鑑賞者は、世界そのものなのだという錯覚を覚えるかもしれません。本展覧会では着るアート作品を、数量限定・展示会場のみでの受注販売をします。
虎の展開図から生まれた服
免疫の入れ物・賢者のローブ
【開催概要】
名称 : 「新・無限のフレーム/世界の入れ物」
開催地: EARTH+GALLERY(アースプラスギャラリー)