2022年9月22日 09:30
“残り9日”信州の山小屋を支援するクラウドファンディングを実施中 山小屋がなくなる危機!?登山を楽しめる環境を維持していくため、エールを送りませんか。
小林社長は「今年の9月も台風がどうなるか・・」と心配そうな声を漏らしていました。
―物資輸送やコロナ対策、あらゆるモノの価格高騰により、支出は大幅増
涸沢ヒュッテでは、物資は全てヘリコプター輸送です。年々ヘリ輸送のコストは上がっており、今年は原油価格の高騰も相まって、売上の1割ほども占め、経営を圧迫しています。また、陶器の皿やガラスのジョッキなどを全て使い捨ての紙やプラスチックのものに変えたそうで、そうした感染対策に要する経費も増え、日々の負担となっています。
また、従業員(人件費)については、登山道の維持管理、例えば橋の上げ下ろし、コースの整備などに人手が必要で、安全登山、雇用を守るといった観点からも、コロナ前の水準を維持しているとのこと。経費の節減も難しく、経営的には余裕がない状況が続いています。
パノラマコース整備の様子
■営業自粛を経て、より山小屋が重要な存在と認識
また、今年の新型コロナウイルス・第7波では、長野県内の複数の山小屋でスタッフが感染し、営業ができなくなりました。
涸沢ヒュッテでも、予約制やキャンセル料の導入、使い捨て食器の利用、各入口でのアルコール消毒、受付のビニールカーテンや食堂のアクリル板の設置などの感染対策を行っていました。