2022年12月16日 10:30
積水ハウス、文化勲章受章画家・絹谷 幸二の創意の源泉 特別展「不二法門」を12月16日より絹谷幸二 天空美術館で開催
天空仁王・喝 I II
『蒼天大地・心に浸みる悲しみ(II)』
2022年 ミクストメディア 150号(2273×1818)
鎮魂と呪術性漂う異形の古代木像は、時と共に万物が朽ち行く無常観を暗示し、その背後には砂中に伏せる母子と、覆いかぶさる木偶が描かれている。澄んだスカイブルーの空の下、赤い地平線の彼方には黒煙が上がり、画面左下にはウクライナ国旗で包まれた機関銃が覗く。
本作は戦争と平和をテーマとし、「平和であることを祈りその正義を唱え続けたとしても、一方で真逆のことを考える人たちもいる。戦争と平和は別々の概念ではなく一つのものの部分であり、両方を双眼で捉えたうえで平和を語ることが重要なのだ」(絹谷)と不二法門の教えを謳い上げた作品。
蒼天大地・心に浸みる悲しみ(II)
◆絵の中に飛び込む3D&画家とつながるVR
世界初の絵の中に飛び込む3D映像(2本立て)や、絹谷 幸二自らが館内や東京のアトリエを案内するVR映像など、最新のアート体験が楽しめます。
絵の中に飛び込む3D&画家とつながるVR
◆絹谷 幸二(きぬたに こうじ)
1943年 奈良県出身。東京藝術大学大学院壁画科修了後、ヴェネツィア・アカデミアに留学。