2023年1月6日 13:30
“世の中の石油入り商品を、全て植物、天然バイオマス由来の製品に置き換える”というタイトルで、GSアライアンスが、RSC Sustainabilityに論文を発表
商品によっては、石油系材料を一切含まない、100%天然バイオマス材料由来の製品も開発しました。
これらの植物、天然バイオマス由来の化学製品は、植物が成長過程において大気中のCO2を吸収するので、廃棄時にもカーボンニュートラルに近づくと言えます。一方で、生産時には、CO2が発生するので、再生可能エネルギーを用いた生産体制を整えるなどの努力も必要です。
必要となる製品強度、コストなどの面で、石油由来の化学製品と比較して課題が残るものの、できるだけ、石油由来の化学製品を植物、天然バイオマス由来の化学製品に置き換えていく、というコンセプトに戻づいて、研究開発しています。
最近は、“No more Petroleum, No more Fossil Fuel”というコンセプトとも表現しています。
このRSC Sustainabilityという科学論文誌は、SDGs課題解決に向けての具体的な化学技術を掲載する、英国王立化学会が最近新しく出版した論文誌であり、特に、SDGsの17個ある目標のうちの12番目の目標である、つくる責任、つかう責任 (Responsible Consumption and Production:持続可能な生産消費形態を確保する)