雲ノ平山荘アーティスト・イン・レジデンス・プログラム展覧会の第2弾 「Diffusion of Nature 2023 土と夢」を東京・山梨北杜市にて開催
生命と無機物、肉体と環境、都市と山、概念と実在、現象と物質、明確なようでいて境界線のない、間(あわい)の存在としての「自然」を内包する響きとして、副題を「土と夢」としました。
この活動が、これからの世界に調和と創造性をもたらす、新しい自然観を見出す一助になれば幸いです。
■『雲ノ平山荘アーティスト・イン・レジデンス・プログラム』
本プログラムは「アートを通じて社会と自然環境の調和をデザインする試み」として、2020年にスタートしました。通常ならば長期滞在することが困難な北アルプスの最奥地にある雲ノ平山荘でアーティストたちが生活し、日常から遠く離れた環境下で「自然」をめぐる表現を探求します。
資源の枯渇や環境危機などに揺れる現代社会において、私たちは「自然」に何を見出そうとしているのか、多様なアーティストたちの視点を通して思索を深めます。
これまでの3年間で、絵画、写真、彫刻、バイオアート、アニメーション、ダンス、音楽、伝統工芸などの多分野にわたる計20名のアーティストを迎え、充実した活動を展開することができました。自分で現地まで歩く能力は必要ですが、生活面は全て雲ノ平山荘がサポートしています。