2023年5月10日 09:30
神戸の老舗料亭旅館「ほてるISAGO神戸」が、“神戸の和の拠点”を目指し、創業以来の全面リニューアル
に依頼。制作に約半年かかった手作りの作品です。
この美しい木の細工の戸には厄除けの意味があります。
自動ドアに組子を使うのはおそらく世界で初となります。
世界初の「仕掛け組子」がお客様を迎える
■行列のできる左官職人による壁面オブジェ
料亭旅館の原点である「料亭 胡蝶」も全面的に改装いたしました。その象徴となるのが左官職人の山本 啓睦氏が手がけた「砂乃月」という壁面オブジェ。
山本氏はコテ一本で壁を塗るプロ。神戸を拠点に活躍し、日本古来の文化を継承したいとの思いで若い左官職人の育成に力を入れるほか、イベントを通じて子どもたちにも左官を体験してもらう機会をつくるなど、行列のできる左官職人として知られています。
料亭 胡蝶に設えられた左官のオブジェ「砂乃月」
■創業以来の大がかりな改装
神戸の和の拠点となるための改装は3ヶ月以上休館にして、約75年の歴史の中で最も大がかりなものとなりました。閑静な立地のラグジュアリーな温泉宿を目指し、職人による手塗りの外壁、個室の料亭、広々とした貸切風呂、25室の客室をすべて和の趣の客室に改装。
「木と土と空気」を感じられる上質な温泉宿が完成しました。