くらし情報『夏季特別展「蒔絵百花繚乱―江戸時代の名工とその系譜」7月15日(土)より開催』

2023年7月12日 15:00

夏季特別展「蒔絵百花繚乱―江戸時代の名工とその系譜」7月15日(土)より開催

MIHO MUSEUM(滋賀県甲賀市信楽町田代桃谷300 館長:熊倉功夫)は
2023年(令和 5 年)7月15日(土)から 8月20日(日)までの期間、
夏季特別展「蒔絵百花繚乱―江戸時代の名工とその系譜」を開催いたします。

開催主旨
日本の伝統工芸「蒔絵」。その伝統をさかのぼって行くと、こんなにも多彩で個性的な蒔絵の世界が広がっていました。そこには流行の最先端でいきいきと活動する蒔絵師の姿が見えてきます。
17世紀の後期、それまで一般には名を知られない存在であった蒔絵師たちは、京都の観光案内書『京羽二重』など出版物に住所と共に紹介され、やがて自らの名を作品に記し始めました。それまで、名を残さない工人であった蒔絵師たちが歴史の表舞台に登場したのです。町衆が台頭する18世紀以降、蒔絵を受容する層が増し、それに比例して蒔絵師の数も増えてゆきました。そして流行は競争を生み、技術面でも大きく底上げされ、多くの蒔絵師が名を上げる百花繚乱の時代を迎えたのです。

本展はこうした蒔絵師達の作品を、のちに各地の伝統へと繋がる彼らの系譜と共に紹介し、みなさんに伝統のバックボーンを知っていただくと共に、美しい蒔絵を求めた当時の日本人の心を、展示作品の中に感じていたければ幸いです。

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