くらし情報『進む竹離れで国産の竹が手に入らない!?一生に一度のシーンに竹を求めるニーズ14倍』

2023年10月25日 10:15

進む竹離れで国産の竹が手に入らない!?一生に一度のシーンに竹を求めるニーズ14倍

竹材や竹製品の卸販売、小売を行う株式会社竹市場(所在地:愛知県名古屋市、代表取締役:岩本 俊幸)では、日本の伝統行事の地鎮祭に特化した天然笹竹の売上が好調です。2019年の発売開始から累計売上本数は約3,000本となりました。調達の場を探し求めて困っていた企業や個人が手軽にネット購入できることから、4年間で14倍の売上本数と激増しています。

進む竹離れで国産の竹が手に入らない!?一生に一度のシーンに竹を求めるニーズ14倍

手に入りにくくなった地鎮祭用笹竹

【日本の伝統行事に欠かせない竹がピンチ】
地鎮祭や七夕、結婚式の水合わせの儀など日本の伝統行事で欠かせない竹。国内の竹業界が衰退していることでこの竹が手に入らない事態が勃発しています。竹は昔から日本人の暮らしや文化を支え、神様を招く神聖な植物として深く関わってきました。ところが最近では竹を使う機会が少なくなり需要が激減しています。


進む竹離れで国産の竹が手に入らない!?一生に一度のシーンに竹を求めるニーズ14倍

地鎮祭で四方に立てた笹竹

背景として1960年代以降、竹製品がプラスチック製へ代わったことが挙げられます。また、かつて大量に使われていた住宅用土壁の下地建材としての消費量が激減したことも一因です。さらには、竹は増え続けて余っているのに竹を切る切子の高齢化や後継者不足で伐採が追いつかない現状があります。

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