2023年12月6日 10:00
季節外れの黄砂は、温暖化と安価なカシミヤが原因?環境に配慮しモンゴルカシミヤ産業に貢献した日本人女性が感謝状授与
同協会会長トメン氏からは「CASHMIKAはカシミヤでこんなことができるという素材の可能性を、デザインで見せてくれる唯一のブランドです。とても有難い。」とコメントいただきました。
小野田は毎年何度もモンゴルに足を運び、現地で直接活動をしています。カシミヤ農家の遊牧民への挨拶回りでは家族のように歓迎され、ゲルで家畜の乳飲料を共に飲み、原毛が糸になるすべての工程を確認し認証を持つ工場と契約します。工場ではオリジナルで型を起こした試作品のシルエットを数ミリ単位で納得いくまで幾度も調整、モンゴル国内で最終製品に加工することにこだわっています。20代の頃からイタリア、アメリカ、日本でデザインを仕事にしてきた小野田の求める品質のスタンダードは、当初は細かすぎると驚かれることもありました。やりとりの過程で工場側もデザインに対する理解度が増して世界的な品質に応えられる力をつけ、欧米市場とのビジネスが大きく成長しました。
適切に飼育されたヤギから採取した上質なモンゴル国産カシミヤを、モンゴル国内で最終製品に加工することで現地の産業支援、雇用の創出、女性の自立・活躍を促し、遊牧民の現金収入を支えています。