くらし情報『手書きの持つ様々な価値に光を当てるプロジェクトを発足』

2024年1月16日 12:00

手書きの持つ様々な価値に光を当てるプロジェクトを発足

しかしながら、これらの多くは著者の個人的な経験から定性的に語られているものが多く、科学的根拠という点では説得力が不足していました。
このような背景の中、CANは2015年にアナログ価値研究会を組成し、手書きの価値に関する研究を行ないました(2015-2017)。その後も研究を継続し、2021年に東京大学の酒井研究室と共同で、電子機器と比較して紙の手帳の方が記憶想起の成績が正確で、その処理に関連した脳活動が高くなることを論文発表(出典2)し、多くの反響をいただきました(本論文は掲載誌Frontiers in Behavioral Neuroscienceの直近5年1/1/2019 - 11/27/2023の閲覧数が第3位です)。
そこでCANでは、更なる「紙に手で書く価値」を脳科学の観点から探究し、手書きの良さを科学的に検証することを目的とした「手書き価値研究会」を発足することにいたしました。

【取り組みの概要】
本プロジェクトでは、既に検証された手書き入力された情報をもとに内容を思い出す「想起」に加えて、文脈や流れを補って思い浮かべる「想像力」、明示的には示されていなくとも論理的に答えを導き出せる「理解力」

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