くらし情報『たばこと塩の博物館(東京・墨田区)で「たばこ屋大百科 あの店頭とその向こう側」を2/17~4/7に開催 懐かしい“あの店頭”ができるまでのたばこ屋さんの歴史をたどる』

2024年2月9日 10:00

たばこと塩の博物館(東京・墨田区)で「たばこ屋大百科 あの店頭とその向こう側」を2/17~4/7に開催 懐かしい“あの店頭”ができるまでのたばこ屋さんの歴史をたどる

煙草税の導入当初は、包紙に印紙を貼り徴税していたが、封をしない玉造は印紙の再使用による脱税を招きやすいため、1888年(明治21)の煙草税則改正で禁止された。

2.明治中期:紙巻たばこは特約店で
明治中期になると、紙巻たばこを製造する業者が大規模な工場を構え、全国の卸売業者・小売業者と特約を結びました。製造業者たちは様々な広告手法を用いた激しい販売競争を繰り広げ、専売前夜のたばこ屋の店頭は、製造業者が特約店用に作った看板やポスターなどの商品広告で賑やかに彩られました。
一方で、当時はまだ紙巻たばこよりきせる用の刻みたばこの消費量が多く、紙巻たばこを販売する特約店よりも、江戸期から続くきせる用刻みたばこの製造と小売を兼ねた小規模業者の方が圧倒的に多い状態でした。また、1898年(明治31)に葉たばこ専売法が施行されると、産地の業者は葉たばこを大蔵省の葉たばこ専売所に納めなければならなくなりました。従来行っていた葉たばこの卸売ができなくなり、合同で新たにたばこの製造会社を立ちあげて対応する例もみられました。
この章では、当時のたばこ屋のようすを伝える引札(現在のチラシのようなもの)、看板やポスターなどの商品広告をはじめ、定価表や陳列台なども展示します。

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