2024年2月16日 10:30
日本の文化とマナーを学ぶ『Hawaii セミナー』を4月6日開催 美術館で茶道!台湾で人気「日本の文化と礼法」ハワイへ躍進 ~台北楊三郎美術館館長・ノリコマナーズ代表 村越のりこ氏~
を設立し、海外での仕事のコーディネートに奔走する日々だった。
帰国の際、ラウンジで、使った椅子をきちんと戻す――そんな当たり前の仕草を、「日本人は素晴らしい」と通りすがりの英国紳士に誉められた。自分では当然の行動への感想に驚くと同時に、「海外に居れば、自分は個人としてではなく【日本人】として見られるのだ」という発見を得た。海外で活躍する日本人が多くはなかった時分であるから、余計に「日本人の代表」になりやすい状況だったと言える。
「礼儀をしっかりして、日本人の印象をよくしたい。もっと礼儀やマナーを知りたい」
帰国後すぐ、礼儀作法の教師をしている友人の母(日本礼儀作法協会所属)から教えを乞うことにした村越のりこ氏。基礎知識を増やしていくうちに、やがて興味は、日本食や歌舞伎など日本文化そのものの継承へも広がっていく。
日本文化の鑑賞の仕方、楽しみ方も一つそこに「作法」があると気づいたのだ。
一つ一つの作法・文化に「理由」がある。日本ならではの文化・背景(季節)も含めて、考えを深め、交流していけば、「世界中どこでも通用する」と村越のりこ氏は言う。「堅苦しいだけのものではなくて、日本の礼儀作法(マナー)