茶箱・香箱specialty shop/nana89(ななやく)が代官山蔦屋書店で6月30日(日)まで開催の『甘糟りり子が選ぶ鎌倉商店2024』に期間限定で出品
「お抹茶の点て方」のイラスト解説書(裏面英訳)が付いています。
※パスコ…木材繊維を主原料にした環境に優しい自然派素材。
【kiku2】
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お香は「聞く」と言います。この商品の名前はこの「聞く」からきています。
ではなぜお香は「聞く」というのでしょう…
お香の歴史は古く仏教伝来とともに伝わったと言われています。室町時代には「聞香」の方法が確立し、江戸時代には香文化が広がります。東大寺 正倉院にある「蘭奢待」というお香は、天皇や織田信長たちの時代の権力者がこぞってステータスとして削り持った話は有名です。そのお香のもとになる沈香の木は、大人の木になるまで20年、沈香ができるまで50年、高品質な沈香になるには100年から150年もかかると言われています。
その間に香木には魂が宿るといわれ、その香を静かに心で「聞く」ということになります。また「効く」と言うこともかけてあると思います。
ストレスの多いこの時代、いろんなことに忙殺され余裕を失くした皆さんにお香を「聞いて」いただけたら、「香十徳」(一休禅師が広めた香の効能10条)にあるようなたくさんのお香の効果が「効く」ことを実感していただけると思います。