くらし情報『芝浦工業大学の研究チームが光ファイバーセンサーにおける空間分解能の推定法を確立』

芝浦工業大学の研究チームが光ファイバーセンサーにおける空間分解能の推定法を確立

結果として、老朽化・被災したインフラ施設の健全性診断の効率化が促進されると考えられます。

■語句解説
※1 変調振幅
BOCDRでは、光源となる半導体レーザーの駆動電流を直接変調することで、出力光の周波数を変調できます。変調振幅は、周波数変調が施されたレーザー光の周波数の変動振幅を意味します。
※2 空間分解能
分布型光ファイバーセンサーの性能指標の1つで、測定ファイバー上の近接した2点をそれぞれ独立して識別できる最小の距離。値が小さいほど、空間分解能は高いといえます。なお、BOCDRにおける空間分解能は、レーザー光に施す周波数変調の変調振幅に反比例します。これまでに、mmオーダーの空間分解能が達成されています。
※3 ブリルアン散乱
光ファイバーに強い光を入射すると、ガラスを構成するSiO2分子が振動し、この振動が音響波として伝搬します。
ブリルアン散乱は、音響波によって生じる散乱で、その散乱光は入射光よりも周波数が低くなります。※4 ブリルアン光相関領域反射計(BOCDR)
ブリルアン散乱を用いた分布型光ファイバーセンサーの方式。連続光の相関制御によって位置分解を行い、測定ファイバーの片端からの光入射で動作するのが大きな特長です。

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