くらし情報『芝浦工業大学の研究チームが光ファイバーセンサーにおける空間分解能の推定法を確立』

芝浦工業大学の研究チームが光ファイバーセンサーにおける空間分解能の推定法を確立

これは、敷設時の自由度が高い上、測定ファイバーが破断してもその箇所までは分布測定を継続できることを意味します。
※5 レイリー散乱
レイリー散乱は、光の波長よりも小さいサイズの粒子により発生し、その散乱光は入射光と周波数が同一です。光ファイバー中のレイリー散乱は、媒質中の密度揺らぎにより発生します。
※6 非弾性散乱
光の散乱のうち、散乱光の周波数が入射光に対して変化するもの。光ファイバー中で生じる散乱光では、ブリルアン散乱とラマン散乱が挙げられます。一方、レイリー散乱は、散乱光と入射光が同一の周波数となる弾性散乱です。
※7 ランダムアクセス性
測定ファイバー中の特定の位置におけるひずみや温度のみを選択的に高速で測定できる性質。

■研究助成
本研究の一部は、JSPS科研費21H04555および22K14272の助成を受けたものです。


■論文情報
著者 :
芝浦工業大学大学院理工学研究科 修士1年 菊地 啓太
芝浦工業大学大学院理工学研究科 准教授 李 ひよん
芝浦工業大学大学院理工学研究科 修士1年 井上 諒
横浜国立大学大学院工学研究院 修士2年 尾崎 滉太
芝浦工業大学大学院理工学研究科 修了生 捧 治紀
横浜国立大学大学院工学研究院 准教授 水野 洋輔
論文名:Accurate estimation of modulation amplitude in Brillouin optical correlation-domain reflectometry based on Rayleigh noise spectrum
掲載誌:Scientific Reports
DOI :10.1038/s41598-024-56426-2

■芝浦工業大学とは
工学部/システム理工学部/デザイン工学部/建築学部/大学院理工学研究科
https://www.shibaura-it.ac.jp/
理工系大学として日本屈指の学生海外派遣数を誇るグローバル教育と、多くの学生が参画する産学連携の研究活動が特長の大学です。

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