くらし情報『芝浦工業大学の研究チームが光ファイバーセンサーにおける空間分解能の推定法を確立』

芝浦工業大学の研究チームが光ファイバーセンサーにおける空間分解能の推定法を確立

では、重要な性能指標「空間分解能」の把握のために、光源の変調振幅の測定が必要不可欠
・従来は高価な装置や煩雑なシステムが必要であったが、今回、追加装置やシステムの変更を伴わずに変調振幅を間接的に測定する手法を開発
・社会課題となっている老朽化した、あるいは、被災したインフラ施設等の効率的な健全性診断に有用

芝浦工業大学の研究チームが光ファイバーセンサーにおける空間分解能の推定法を確立

ブリルアン光相関領域反射計(BOCDR)の測定原理

■研究の背景
インフラ施設の老朽化や地震による被害は、社会的に大きな課題となっています。光ファイバーセンシングは、これらのインフラ施設が問題なく使用できるかを監視するための効果的な手法となり得ます。これは、施設内に埋め込んだ長尺の光ファイバー沿って、ひずみや温度の分布を検出することで実現できると考えられます。このとき、光ファイバー中で生じるブリルアン散乱が利用されます。
ブリルアン散乱は、光ファイバー中の微弱な音響波による光の非弾性散乱※6です。散乱の前後で光の周波数が変化し、その変化量に基づいて、ひずみや温度を推定することができます。ブリルアン散乱を用いてひずみや温度の分布を測定する手法はいくつか知られていますが、その中でも「ブリルアン光相関領域反射計」

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