AI音環境分析技術Bamiel(バミエル)で、日比谷公園の“にぎわい”と鳥の鳴き声を可視化
従来、公園の利用状況や生態系の現状を知るには、人の目や耳で確認する方法やアンケートによる人の主観に基づいて評価する方法が中心となっていましたが、広い公園内の音環境情報を同時かつ継続的に観測・可視化する方法がありませんでした。
そこで、空間内の音環境データをAIで分析・可視化する当社の技術によって「どの場所がにぎわっているか」「どこで鳥のさえずりが聞こえるか」を、リアルタイムで地図上にヒートマップ表示する新たな音環境ソリューションシステムを提供することで、この課題を解決します。
現在、屋外用の端末と、「音の地図」を公園内のデジタルサイネージやスマートフォン等の画面で表示することができるシステムを開発中です。これまでは、公園利用者が自分の心地よいと思える場所を見つけるには実際に現場に行って確かめてみるという手段しかなかったですが、同ソリューションでは自分の好みに合わせて、にぎやかな場所や、静かな場所を簡単に見つけられるようになります。また、自然知識や聴覚の程度に関わらず、普段は気づきづらい野鳥の生息地や種類なども、画面を見るだけでわかるようになることで来園者の誰もが都市の中の自然や生態系をより身近に感じることができます。