女優の板谷由夏さんが、源氏物語の姫君をイメージした日本刺繍の着物姿で日本橋高島屋にて開催中の「草乃しずか日本刺繍展」に来場!
それは「源氏物語 紫の上」より〔着物〕十二帖(じゅうにちょう) 須磨(すま)、〔帯〕四十帖(よんじゅうっちょう) 御法(みのり)、2004年制作の作品で、会場からは大きな拍手が沸きました。
板谷さんは「このような素敵な作品を着る機会があり、日本人に生まれて本当によかったと思います。」と目を輝かせ、草乃先生に感謝を述べました。お二人で本展の見どころである源氏物語の章の作品の数々を鑑賞された板谷さんは「刺繍の細やかさ、糸のつややかさ。特に花々の刺繍作品に近づいて見てみると本当に美しい。絹糸が織りなすグラデーションに感動しました。伝統的な日本の着物というのは、自分から見てみたい、着たいと思わないと目にしない時代になりつつあります。是非本展にご来場いただき、素晴らしい作品の数々を間近で楽しんでいただきたいです。」と語りました。
草乃先生は「ひと針ひと針、心を込めて刺繍しました。
疾病や戦争のある混迷の世界にあっても、草花は芽を出して咲いているー。そんな生命の強さを作品から感じていただきたい。」と語り、イベントは幕を閉じました。
「草乃しずか日本刺繍展 源氏物語を花で装う」
○会 期 2024年8月30日(金)