Like-an-Angelがツアーで見せたバンドとしての存在感 ファイナルとなる東京公演ライヴレポートが到着!元L'Arc-en-CielメンバーSakuraが登場するサプライズも!
の5人から放たれる音は、紛れもなく彼らだけのオリジナルだ。むしろ、トリビュートという制約があるからこそ自由な衝動に満ちた、剥き出しのロックバンドの姿が見られる。
続く2曲目に披露したのは、L'Arc-en-Cielが1994年に発表した2ndアルバム『Tierra』に収録されている「Inner Core」。リズムを中心に疾走感を増幅させながら各パートが複雑に絡まり合う展開が魅力の、かなりレアな楽曲であり、こういう曲が今の解釈にきちんと落とし込まれたアレンジで演奏されるというのもLike-an-Angelの魅力のひとつだ。また同時に、この曲をなぜ披露したのかが後ほどこの日のライヴに起きる“事件”の大いなる伏線となっていたということも合わせて記しておく。
さらに「The Rain Leaves a Scar」「Be destined」とL'Arc-en-Ciel初期楽曲を投入していく。まるで自らのルーツを模索するような選曲に、Like-an-Angelとしての確かなオリジナルの萌芽を感じさせた。そしてその土壌はステージなのだという彼らの強い意志も。
jekyllの「Let's Dance!」