脱炭素社会の実現へ向け大きく前進 多元素酸化物触媒の常温常圧合成に成功
これにより、実用的な元素をほぼ網羅し、多様な組み合わせで新奇な酸化物を作製することが可能です。
図3 適用できる元素(丸印の元素)
【今後の展開】
作製した12元素酸化物触媒は、水の電気分解における酸素発生電極として優れた活性と高耐久性を示しました。今後、本研究グループは人工知能(機械学習)を活用してさらなる高性能化を図り、多種多様な触媒の開発を通じて、カーボンニュートラルの実現に貢献してまいります。
【研究資金】
本研究は、科研費による研究プロジェクト(JP22K18929 and JP24H00478)、東北大学金属材料研究所新素材共同研究開発センター共同研究(Proposal No. 202212-CRKEQ-0010)の一環として実施されました。
【論文情報】
タイトル: Rapid Chemical Synthesis of High-Entropy Oxide Colloids under Ambient Conditions(常温常圧下での多元素酸化物の迅速化学合成)
著者 : Saikat Bolar, Akitaka Ito, Chunyu Yuan, Yoshikazu Ito, Takeshi Fujita
掲載誌 : ACS Materials Letters
公開日 : 2024年11月5日
DOI :
https://doi.org/10.1021/acsmaterialslett.4c01849
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プレスリリース提供元:@Press
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