ROKKO森の音ミュージアム特集タイム「アンティークな映画の世界」日本で初めて動く映像を公開した「キネトスコープ」の復元品も紹介2024年11月29日(金)~12月25日(水)
1894年にニューヨークでキネトスコープ・パーラーが開設され、店内に複数台のキネトスコープが並べられ、客が代金を支払って映像を鑑賞していました。
当施設のキネトスコープは2001年に国内で復元したものです。
<日本最初の映画上映>
1896年に神戸の実業家、高橋信治(※1)がキネトスコープを購入し、同年11月に神港倶楽部にて日本で初めて一般に公開しました。これが日本で初めての映画上映だとされています。これが、現在の「映画の日」12月1日の由来となっています。しかし、キネトスコープは現在の映画鑑賞のスタイルとは違うため、1897年1月~2月上旬にスクリーンに映像を映し出す「シネマトグラフ」の試写に日本で初めて成功した京都が日本での映画発祥の地とする説や、同年2月に大阪・難波の「南地演舞場」で「シネマトグラフ」の有料公開を始めたのを日本で最初の映画上映とする説などもあります。
<無声映画用の自動演奏ピアノ>
1920年代に、無声映画は全盛時代を迎えました。無声映画に音を加える為に楽団が演奏したり、活動弁士が活躍する中、効果音とBGMを奏でる自動演奏楽器も作られました。
当施設の自動演奏ピアノ「ワーリッツァー・スタイル“O”フォトプレーヤー」