私とはセックスレスなのに…夫が後輩と秘密のLINE発覚!どうすべき!?
当たり障りない文面でも、宗太が喜んでいることを感じとることができる。
その時、あることに気が付く。
(この日にちって、どれも宗太が関西に出張って言ってた日だよね?)
沙彩と会っていた日は、必ず出張でいない日だった。
やりとりの時間を見ると、翌日まで一緒にいたような雰囲気が出ている。
(仕事の打ち合わせって、デートのこと?)
さらさの中で疑いが、確信に変わる。
授乳と寝不足で大変な日々、ご飯もゆっくり食べられない、
そんな生活の中で宗太が沙彩と会っていたのかと思うと
ふつふつと怒りがこみあげる。
(信じられない!子ども産んだら、こんな態度とられるわけ!?)
セックスレスも、沙彩とのことを考えるとさらさのプライドが一気に傷ついた。
トイレを急いで出て寝室に戻り、寝ている宗太のところまで歩いていく。
宗太を起こそうとした、その時…-
ひなた「んん……」
目を閉じたままのひなたが寝ぼけているのか
さらさを探すように、小さな手を上にあげる。
さらさは、宗太を起こそうとあげた手をそっとおろした。
(…ひなたに、こんなところ見せられない)
今にも頬に伝いそうな涙をぬぐって、ひなたのそばにいき横たわる。