私とはセックスレスなのに…夫が後輩と秘密のLINE発覚!どうすべき!?
小さな手をとり、ぎゅっと目を閉じた。
さらさ「ごめんね、こんなことになっちゃって…」
小さく呟き、宗太と沙彩のlineを思い出す。
カッと怒りがこみ上げたが、家では褒められないと言っていた宗太の言葉に
少し後悔も生まれる。
(私が優しくできてなかったからかな)
怒り、後悔、そして軽蔑…様々な感情を抱えながら、
さらさはいつの間にか浅い眠りに落ちていた…-
翌朝。
いつものように宗太が起きる。
さらさは目を開けようとしたものの、泣いたせいか
瞼が熱くあがらなかった。
さらさ「…宗太さ、私具合悪いかも」
宗太「え、なら今日は早く帰ってくるわ」
さらさ「いや、大丈夫。朝ごはんだけ自分でどうにかして」
宗太「ああ、テキトーに食べとく」
宗太が頭を掻きながらベッドから立ち上がる。
さらさが珍しく起きないことに宗太の顔がちょっと心配そうになる。
宗太「今日、会社休もうか?」
さらさ「いや、大丈夫」
寝室がシンとする。
宗太「…ならいいけど」
それ以上、何も言わず行ってしまう宗太にちょっと腹が立った。
(もうちょっと気にかけてほしい。とか私のわがまま…か)
モヤモヤした気持ちのままじっとベッドに横たわり、ひなたの寝顔を見る。