2018年9月2日 19:00
良妻賢母、大黒柱は不要! “事実婚”をする3つのメリット
(水谷さん)
不便なことは?
「うちは子どももいますが、事実婚だからといって特に不便を感じることはないです」と野田さん。ちなみに、長男は父親である野田さんの姓。事実婚で夫婦の戸籍が別のまま出産すると、子どもは自動的に母親の姓になり、その後に野田さんの姓にしようとすると家庭裁判所の許可が必要になる。父親の姓にする場合、一番簡単な方法は、出産前に法律婚し「野田」の戸籍で出産、その後に水谷さんだけ戸籍を抜くというもの。この方法だと役所だけで簡単に手続きができる。
「不便があるとすれば、配偶者に相続権がないことくらい。遺言によって相続することはできますが、相続税が法律婚よりも多く課されます。私たちの場合は、相続は子どもだけと約束しているので、遺言は作っていません」(水谷さん)
ちなみに、葬儀など死後処理にかかるお金は、お互いに掛け捨ての共済に加入していて、受取人に設定しているそう。
事実婚って、実はこんなこともできる! 手術の同意書にサインができる。 浮気したら慰謝料が請求できる。 解消時に財産分与の請求ができる。
手術などに関しては、実質的に家族であることがわかれば、同意書にサインができる。