2016年3月20日 09:00
転職に必要なのは身軽さ! 働くママ目線のアドバイスが的確すぎる
「求人票に書かれた情報だけで判断しようとして悶々と悩む方が多いのですが、私たちはできるだけ面接を受けてみてください、とアドバイスしています。書類に書かれた条件のなかで迷うより、直接会社を訪れ、職場の空気に触れ、そこに働く人と話し、比較検討することで見えてくることは多いです。ただ、たくさん面接をするうちに自由な社風やきれいなオフィス環境などに目を奪われて、目的を見失ってしまうことも。そうならないためにも仕事に何を求めて転職するのかを自分のなかで明確にしておくことが大切です」
転職希望者には、収入額や育休制度などの雇用条件を重視するあまり、自分が会社にどう貢献していくのかという仕事の本質を忘れている人も多いとか。
「働く側ができるだけいい仕事を求めるように、企業もできるだけいい人材が欲しいと考えるのは当然のこと。企業側から求められるのは、仕事への意欲が見える人。キャリアがなくても、そこを埋める努力が見えれば、好意的に見てもらえることも多いんです」
◇さいとう・ゆき大学卒業後に就職するが、職場に疑問を抱き、転職を考える。しかしエージェントとの面談を重ねるなかで、会社でやり残したことがあると気づき、いったん転職を断念。