2022年3月26日 20:45
夫が背負っていた衝撃の過去… 33歳妻が頭を抱えた「夫の子育てに非協力的な理由」【後編】
僕自身も苦しんでいる』という話をしてきました。
“子どもが苦手”というのは私も薄々感じていたので驚きませんでしたが、夫がそこまで我が子との接し方に悩んでいたというのは、そのときに初めて知りましたね。
そして、そこまで苦しんでいる夫に対して、無理に『育児をして』というのも残酷な気がして、余計にどうしたらいいのかわからなくなってしまったのです…」
夫の話を聞いて黙り込んでしまった紗英さんに対し、夫は幼少期の頃の経験も話し出したそう。
「夫の両親は早くに離婚していたため、夫に父親の記憶はなく、母親が女手一つで育ててくれたとのことでした。また、兄弟はおらず、親戚のなかで一番自分が年下だったこともあり、子どもと接する機会がほとんどなかったのだとか。
そういった背景もあり、子どもとの接し方がわからず、次第に子どもに対して苦手意識を抱くようになったそう。しかし、それも父親になれば変わると思っていたものの、変わらず、苦しんでいたそうです」
さらに夫と今後について話していくうちに、紗英さんはある決断をすることにしました。
「私は最初、そこまで思い詰めなくてもいいのでは…と思っていました。