2022年3月26日 20:45
夫が背負っていた衝撃の過去… 33歳妻が頭を抱えた「夫の子育てに非協力的な理由」【後編】
ただ、そのときにじっくりと話し合いをした結果、私と夫の間で子どもとの関わり方に対する価値観に大きな違いがあることを知ったんです。それと同時に、このままでは家族のだれかが常に我慢を強いられる人生になってしまうと思いましたね。
その日すぐには結論を出しませんでしたが、それから数か月“今後の家族のかたち”について悩み続けました。そして最終的に、私たちは“離婚”という選択をしたのです」
円満に離婚。離れてからのほうが良好な関係に
紗英さんが離婚を提案すると、夫もそれを了承したそう。子育てには今後もふたりで携わっていくという条件で、離婚を成立させました。
「意外なことに、離婚してからのほうが元夫は子どものことを可愛がってくれているんです。子どもの親権は私にあるので、元夫とは月に1回、短い時間を過ごすだけ。
ですが、一緒に住んでいたときは笑顔なんて見せなかった夫が、今では子どもと楽しそうに遊んでくれています。
おそらくですが、子どもと接する時間が限られるようになったことで、夫の肩の荷が少しおりたんでしょうね。離婚を決めるまでは悩みましたが、結婚していたときよりも夫と良好な関係が維持できているので、今となっては満足しています」