2022年5月25日 20:25
もはや病院送り寸前の状態に… 30歳女性が追いつめられた「セクハラ上司の実態」【後編】
もはや会社に行くのすら嫌になっていましたが、仕事のためと割り切って無理やり出社していました」
不眠、食欲不振、体重減少にめまい… 体が悲鳴を上げ始めた
そんな過酷な環境で仕事をしていたせいで、繭香さんはしばらくして深刻な体調不良を抱えるように。
不眠、食欲不振、体重減少にめまい…と、日常生活を送るのもやっとという状態になってしまったと言います。さらに、その状況に耐えかねて病院へ行くと、「少し休養したほうがいい」と医師に勧められたそうです。
「メンタルも体もボロボロになって、私自身も休養が必要だと判断したので、それからすぐに会社を辞めました。本当はその会社で頑張って、その先には独立することを考えていたので辞めたくなかったのですが、やむを得なかったです。
半年ほどは体調もすぐれませんでしたが、最近になってやっと体重も戻り、夜もしっかり眠れるようになりました」
体調回復後に繭香さんは別の会社に就職。今度の会社では営業職ではなく、経理として採用されたとのことです。
「面接の際に、過去のセクハラとパワハラについて話したんです。
すると、転職先の担当者が同情してくれて、本当は営業職で応募していたのですが、しばらくは経理で働いて、心と体が元気になったら営業をやればいいと言ってくれて。