“不倫の口止め料を払うから”… 既婚男性の悪魔の囁きに堕ちた「女性の後悔」【前編】
私は翌日も仕事なので、そこまで遅い時間にならないよう早めに帰ろうとしたんです。
すると、橋本さんがタクシー代として1万円をくれました。食事をご馳走してもらえるうえに、お金までもらえるなんてラッキーだなと。それからたびたび食事の誘いを受け、お小遣いをもらっていました」
ある土曜日に…
「そのうち橋本さんが、“休みの日にゆっくり会いたい”と言ってくるようになりました。そこで、都合のついた土曜日に会う約束をして、いつもより早い時間から橋本さんと食事に行きました。指定されたのは、テレビで見たことのある高級レストラン。自分では行かないようなお店だったので嬉しかったですね。
食事を楽しんでいると、橋本さんが“ホテルを取ってある”と言いました。
私は不倫をするつもりはなかったので、“結婚している人とは…”と断ったんです。そうしたら、“口止め料を払うよ”と言ってきました。さらに、具体的な金額まで。
もともと、私は橋本さんに対して悪いイメージはありません。結婚さえしていなければ、付き合っていた可能性もあります。そんなことを思い巡らせているうちに、自分のなかで関係を受け入れる思考になっていきました。
男女関係にもいろいろ形はある…と正当化して考えるようになり、ホテルに行ってしまったんです」