一夜限りのつもりだったのに… 30代妻が運命を感じた「不倫相手との出会い」【前編】
幸せを噛み締める生活を送っていたのに、ひょんな出来事から歯車が狂い始める夫婦もいます。妻が不倫をしたことによって、家庭崩壊へと静かに進んでいった30代夫婦のエピソードを、メンタル心理カウンセラーの並木まきがお届けします。
不倫相手との出会いはカフェ
春香さん(仮名)は、20代後半で8歳年上の夫と結婚し、結婚後はフリーランスのデザイナーとして時間的に余裕のある働き方をしてきたそう。カフェで仕事をすることも多く、家の近所には行きつけのカフェが何軒かあったと話します。
「主にアイコンやロゴ、挿絵を作成する仕事をしていました。生活は夫の収入で賄い、私の仕事は趣味を兼ねたようなところもあって、経済的に追われることなく好きな仕事ができる環境を、当時はとても気に入っていました」
あるとき、カフェで隣に座った男性から「素敵なデザインですね。あなたがデザインしたの?」と声をかけられ、そこから仕事の話へと発展。その男性は、ちょうど自社のロゴをデザインしてくれる人を探しているところで、春香さんの作風が気に入ったことから思い切って声をかけてきたとのことでした。
「作品を褒めてもらって、さらに仕事まで発注してくれて、そのときは本当に嬉しかったです!こんな偶然から仕事に繋がる話なんてあるんだなぁ…という驚きもありましたが、先方がきちんとした会社っぽかったので、安心して受けることができました」