不倫相手は理想の夫そのもの…彼に無我夢中になった31歳ピアノ講師が辿った「自業自得の結末」【前編】
しかも、それをサプライズで行いたいので、ピアノを習っていることもみんなに内緒にしたいのだとか。そのため、短期間で一曲マスターできるよう指導することになったんです」
幼い頃に父親を亡くした美結さんは、彼の娘を思う気持ちにいたく感動したそう。
「功さんは、仕事帰りにうちに寄ってレッスンを受けることになりました。でも、ピアノの指導中に娘がぐずってしまい、私がてんてこ舞いになることもしばしばあって。
すると、彼は娘をあやしてくれたり、私と抱っこを代わってくれたり…とにかく育児経験が豊富なので、子どもの扱いがとっても上手なんです。まるで夫のように手助けをしてくれる功さんに、私は徐々に心惹かれていきました」
子どもの面倒を見てくれたお礼に、レッスン後彼に夕食を振る舞うようになったのだとか。功さんは、ピアノ教室に通っていることを秘密にしているので「同僚と食事をして帰る」と家族に作り話をしていたそう。
「夫は帰りが遅いので、もともと一緒に夕飯を食べる機会はありません。
ですので、彼を夕飯に誘うことで、より一層食事の時間が楽しくなって。
しかも、私が料理している時に、ずっと功さんは娘と遊んでいてくれたのです。