不倫相手は理想の夫そのもの…彼に無我夢中になった31歳ピアノ講師が辿った「自業自得の結末」【前編】
この頃から、自然と彼に理想の夫像を重ねていたのかもしれませんね」
功さんを自分のものにしたいという気持ちが強くなり、美結さんは彼に告白をしたと言います。
「私が思いを伝えると、彼はかなり困惑した様子でした。『美結さんは素敵な人です…でも、私たちはお互い既婚者なのでお付き合いすべきではないと思います』と功さんから交際を断られたんです。
彼の言うことはごもっともなのですが、私の恋心も簡単に消えることはなくて。顔を合わせるたびに『あなたのことが好きです』『私には功さんが必要なんです』と口説くと、彼も少しずつ心寄せてくれるように…。私たちが不倫関係になるのにそう時間はかかりませんでした」
二人はどのように密会を重ねたのでしょうか。
「お互い不倫がバレたら一大事なので、二人の姿が人目につかぬよう徹底しました。すぐ目が届くように寝室のベビーベッドに娘を寝かせて、夫婦で使うベッドで彼とカラダを重ねることにしたのです。
功さんと家にいても、私たちが何をしているか外から見えるはずもないですから」
不倫相手にさよならを告げられて…彼の表情に心が痛んで引き止めることもできず…
「私は自身の不貞がバレることはないと高をくくっていました。