同僚から不倫経験を告白されました… 夫に慰謝料を払い続ける女性の苦悩【前編】
しかしそれを証明することは困難で、夫にバレて激怒されたそうです」
弁護士への相談
「夫は、“男性を訴える”と激昂していたそう。肉体関係はないと伝えても信じてもらえず、“それならお前が慰謝料を払え”と言われ、香菜さんは要求を受け入れざるを得なくなってしまったのです。
金額を尋ねると、“300万円”だと。月々10万円ほど支払っているため、生活を切り詰めているとのことでした。私はその話を聞いて憤慨し、彼女のために何かできないかと思いました。
私には、学生時代から付き合いのある弁護士をしている男友だちがいたので、相談を持ちかけたのです」
正式に弁護士に依頼すると…
「友人にだいたいの内容を伝えると、慰謝料の見直しを勧められました。そこで、香菜さんの同意のもと、友人に仕事として依頼し、状況を改善するために動いてもらうことになりました。すると、慰謝料は正規の額よりもすでに払いすぎていたようで、そのぶんが香菜さんのもとに戻ってくることに。さらに離婚についても話を進めることになったようでした。日増しに明るくなっていく香菜さんの表情を見て、私も嬉しく感じました」
同僚を助けるためとはいえ、実際に行動に移すのは意外と難しいところ。