「男の復讐」エピソード!執念が上下関係を変えた!?元カレがイケメンに…
1月17日は「今月今夜の月の日」。尾崎紅葉の小説『金色夜叉』の主人公・貫一の台詞が由来となった記念日です。
今回は、男性の愛と復讐を描いたこの作品にちなんで、自分を裏切った女性に対する男性の「リベンジ」エピソードをご紹介しましょう。
■『金色夜叉』とは?
まずは『金色夜叉』のあらすじを簡単に。
高等中学校の学生・間貫一には宮という美しい許嫁がいました。しかし、宮は大富豪の跡取り富山唯継に見染められ、愛情よりも富を選びます。
裏切られた貫一は宮を恨み、絶望のあまり冷酷非情な高利貸し…いわゆる闇金業者として手広く商売を始めるのです。
「今月今夜の月の日」の由来となったのは、宮が富山の元へ嫁ぐことを知った貫一が、彼女に言ったこちらの台詞。
「いいか、宮さん、1月の17日だ。よく覚えておくんだ。僕は一生を通して今月今夜を忘れはしない。死んでも忘れないよ。来年の今月今夜になったら、僕の涙で必ず月を曇らせてみせる。もし、月が曇っていたら、貫一はどこかでお前を恨んで、今夜のように泣いていると思うんだ」
いやはや、執念深いというかなんというか…。恋人のことを心から愛し、信じていただけに裏切られたときの憎しみも倍増したのでしょうね。