女優だからこそ感じる…タロットに秘められたストーリー
カードゲームとして親しまれてきたタロットが占いに使われるようになるまでには、どんな経緯があったのでしょうか? ここで砂羽さんから鏡先生へ質問が…。
砂羽さん:ところで先生、占いで使われるタロットカードには、どうして、こんなふうに1枚1枚に意味を持つようになったんですか?
鏡先生:今、ワールドワイドに普及しているタロットについて言うと、まず、大アルカナにおいては、19世紀の末頃の魔術結社が関係しているんですね。当時、魔術結社のメンバーはアーティストが多かったと言われています。彼らは、自分たちが大切にしていたオカルト的な宇宙観とタロットを結び付け、そこから、大アルカナの意味が決まっていきました。
砂羽さん:なるほど。タロットが生まれた頃、寓意画としてシンプルな意味を持っていたタロットに神秘主義が結び付いたからこそ、占術になっていったんですね。鏡先生:そうなんです。
なんと、占いとしてのタロットが生まれる過程には魔術結社が関係していたんですね!
一方で小アルカナは、一筋縄ではいかず…。
大アルカナと同じように、神秘的な世界観と結び付けて意味を生み出すのにハードルがあったようです。