こんにちは。昼はしがない会社員、夜は東大卒の夜遊びコラムニスト、ジェラシーくるみです。自分の浅ましさを痛感する、とあるクリスマスのイタい恋を紹介します。
■怪しげなパーティー。景品のネックレスをゲットした夜
なんでも共有し合うのが良い関係、と勘違いをしていたうら若き時代があった。
あれは学生時代のクリスマス。付き合って半年が経つ年上の彼とは順調で、クリスマスイブには一軒家のフレンチに行く予定だった。
イブの一週間前、私は金色の電灯に覆われたにぎやかな表参道を歩きながら、2時間かけて彼へのクリスマスプレゼントを調達した。
ちょっと奮発してマフラーとかわいらしいクリスマスカードを買い、そのまま向かったのは友人の家。その日は、顔も知らない他人の誕生日パーティーの予定があった。
夜の街で知り合ったお兄さんやオジに誘われ、素性も分からない人が主催するパーティーに行くのは日常茶飯事。よく暇つぶしも兼ねて友達と冷やかしに行ったものだ。
特にその夜の会の主催者は、大学生に人気の中価格帯アパレルブランドの社長さんで、一体どんな人なのか見てみたい気もした。
友人の家でメイク直しをして、二人で腕を組み出かけるのは夜の星条旗通り。