2023年10月7日 11:10
都内在住のデザイナーが、夢をかなえるため「30歳で縁もゆかりもない島へ移住を決意したワケ」
がむしゃらに頑張っていた20代。でも、なんだか10代の頃に憧れていた自分と、今本当になりたい自分は違うのかも……。ふと立ち止まって、「このままここで生きて良いのかな?」と考えたことがある人も多いかもしれません。
今年31歳を迎えるゆんさんもその一人。台湾で生まれ育った彼女は、台湾の高校を卒業した後、日本の美術大学へ進学。そのまま日本で就職し、現在はデザイナーとして都内で働くキャリアウーマンです。そんな彼女は30歳を期に、島への移住を決めました。
生まれ育った国とは違う場所で、働き・暮らすというのは簡単なことではありません。
そんな彼女は、なぜ日本を選び、なぜ今、島に移住するのでしょうか?
■自信のない自分を変えたくて来日した18歳
――ゆんさんは、高校卒業後に来日したそうですが、なぜ日本に来ようと思ったのですか?
当時、デザインを学ぶ高校に通っていたのですが、日本の美術大学と姉妹校だった関係で、留学を希望する生徒向けに、無料で日本語の授業を受けられるプログラムがあったんです。元々日本の文化が好きだったので、せっかくならやってみようと思い、2年くらい学んでいる内に、日本に行ってみたいと思うようになりました。