恋愛情報『美輪明宏「この上もない花やかな虚偽」』

2017年10月5日 11:30

美輪明宏「この上もない花やかな虚偽」

美輪明宏「この上もない花やかな虚偽」


~この上もない花やかな虚偽〜

私は男だけれど女の格好をして、舞台上では、エディット・ピアフになったり、「椿姫」のマルグリットになったり、舞台を降りればひとりの美輪明宏という人間になったりと、私は虚と実の間を行ったり来たりしながら生きて来ました。
三島由紀夫さんは本当は女ではない私を称し「この上もない花やかな虚偽」と呼びました。
しかし、私だけではなく、世の中の人は殆どが虚偽で成り立っています。
例えば、おしゃれをしてメイクを施し、生まれたままの自分を装い違うものにすることも一種の嘘。
逆にいえば、男も女も髪型や服装で嘘のない人間なんていません。
たくさんの嘘を知れば知る程、人は賢くなり洗練されて行く。
ただし、嘘も良し悪し、上手下手もあります。
「嘘も方便」という言葉もあるように、世に有益な嘘をついてこそ、認められるのです。

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